学校で教えてくれない英語

通じない日本式英語から脱出して自然な英語が話せる様になりたい人の為のブログ。


 

名言・格言集#18 勝てば官軍

Winning cures everything.
Winning takes care of everything.

直訳すると、上が「勝利は全てを癒す」で、下が「勝利は全ての面倒を見る」です。つまり、勝てば全てが収まるということです。両方使われます。どちらかの方が、より頻度が高いということもありません。人によって違います。

これは格言ではないですが、よく言われます。アスリートが、酔っ払い運転等の不祥事を起こしたり、暴言を吐いたりして、ファンやメディアから批判を浴びることがあります。「チームの恥」、「チームの名前を傷つけた」、「解雇しろ」、「トレードしろ」等、散々叩かれても、試合で貢献してチームを勝利に導いてしまえば、ファンを手のひらを返して、簡単に許してしまいます。

最近の良い例が、ヤンキースのAロッドこと、アレックス・ロドリゲスです。昨シーズンはPED使用が原因で、全シーズンを出場停止になり、ヤンキースファンから散々叩かれていましたが、今シーズンが始まると、予想以上の活躍でチームの勝利に貢献し、ファンの態度も変わっています。正に「勝てば官軍」です。


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名言・格言集#17 ホームチームが負けないと・・・・

「色シリーズ」を続けていますが、ちょと休憩して、季節の話題を。

A series doesn't start until the home team loses.

和訳すると、「ホームチームが負けるまで、シリーズは始まらない」です。この「シリーズ」は、フランチャイズ・スポーツのプレーオフ・シリーズのことです。これは勿論格言ではないです。

現在アメリカでは、メジャーリーグのプレーオフが行われています。この言葉は、MLB、NBA(プロバスケットボールリーグ)、NHL(プロホッケーリーグ)のプレーオフが行われている時期に、よく聞かれます。

メジャーリーグのプレーオフは、各リーグそれぞれ4チームが進出する1回戦が、Best of five(5戦)で、シードが高いチームのホームフィールドから開始になり、試合数が2-2-1形式です。その勝者が進出する、各リーグの優勝を決めるシリーズと、その勝者が進出するワールドシリーズが、Best of seven(7戦)のシリーズで、2-3-2の形式で行われます。NBAとNHLのプレーオフは、各カンファレンスで8チームずつが進出し、1回戦から優勝を決めるファイナルまで、全て2-2-1-1-1の形式で行われます。

シードの低いチームが、ロードで2連敗発進した場合に、地元メディアやファンがよく言う言葉がこれです。コーチや選手が、インタビューで言うこともあります。2連敗でも、ホームで2連勝して、後は相手のホームで1つ勝てば良いだけという考え方です。実際には、シードの低いチームが、いくらホームだからと言って2連勝するのは難しいし、ましてや相手のホームで勝つのは、かなり厳しいことは、ファン、メディア、コーチ、選手は、みんな分かっています。実際2連敗から盛り返してシリーズに勝った例は、極めて少ないことも分かっています。「ホームではまだ負けていないから、シリーズはまだ始まっていない」所か、終わりに近づいていることも分かっています。

そこで、この言葉は、真実を表していると言うよりは、2連敗のチームのコーチや選手が、お互いの士気を鼓舞するために言ったり、地元ファンが、静まり返ったスポーツバーで、こう言って盛り上がって、飲んだくれるために言うと言った方が良いです。


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名言・格言集#16 If you lie down with dogs, you will get up with fleas

If you lie down with dogs, you will get up with fleas.

これは格言です。直訳すると、「犬と一緒に横たわると、蚤と一緒に起き上がる」です。

評判が悪い人や、行いの悪い人と付き合っていると、当然の結果として、自分自身の評判が下がるし、場合によっては、不都合なことに巻き込まれる可能性もあるという意味です。

停学処分や補導歴があるクラスメイトや、犯歴のある人と付き合っている友人に対し、「止めた方が良いよ」と忠告する場合や、そういう人と付き合った結果、不都合なことに巻き込まれている人に対して、「当然の結果だろう」と言う場合に使います。

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名言・格言集#15 船頭多くして船山に登る

日本の諺「船頭多くして船山に登る」は、船頭がリーダー、船が組織の比喩で、「人に指示を出すリーダーが多過ぎると、組織はまとまりがつかなくて、とんでもない方向に進んでしまう」という教訓です。英語にも似た様な諺があります。考え方も同じです。

too many chefs in the kitchen

直訳すると「キッチンに多過ぎるシェフ」ということです。船頭がシェフに、船がキッチンに代わっただけです。

『「船頭多くして船山に登る」だよ』と言いたかったら、単にこれだけ言っても良いですが、前にThere areを付けて、「There are too many chefs in the kitchen.」と言っても良いし、It’s a case ofを付けて、「It’s a case of too many chefs in the kitchen.」(船頭多くして船山に登るのケースだ。)と言っても良いです。アメリカ人の大人で、この言い回しを知らない人は殆どいないので、単に「Too many chefs」と言っても通じます。

ところで、この記事を書くために、インターネットで検索してみたら、下の文が出てきました。

Too many cooks in the kitchen spoil the broth

「キッチンにコックが多過ぎると、スープを駄目にする」です。コックは山には登りませんが、正に「船頭多くして船山に登る」と同じです。こちらが元だったのだと思いますが、アメリカ人との会話では、cooksが出て来たことはなく、常に最初のchefsを使った方で、スープが出て来たこともありません。

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名言・格言集#14 「狂気とは・・・・」

Insanity: doing the same thing over and over again and expecting different results.

「狂気とは:同じことを何度も何度もやって、違う結果を期待すること。」

これは日本人でも知らない人はまずいない、アルバート・アインスタインの名言です。引用する時は「Insanity is」と、isを入れて言うこともあります。

かなり有名な名言で、上手く行かないのに、同じやり方で何度も繰り返してやろうとしている人がいる時に、誰かが「Insanity is ・・・・・」と言っただけで、先は言わなくでも分かります。場合によっては他の誰かが、その先を言うこともあります。アメリカ人が「Insanity is ・・・・・」と言ったら、「Insanity is what?」なんて訊き返さないで下さい。


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名言・格言集#13 マイケル・ジョーダン名言集

マイケル・ジョーダンといえば、日本人でNBAに興味がない人でも、名前くらいは知っていますよね。ジョーダンは結構名言が多くて、日本でも紹介されていますが、当然に和訳で、しかも名言なので、日本語の響きが良い様に、多少意訳されて紹介されています。そこで、それを英語に翻訳し直しても、元の英語にはまず戻りません。

ジョーダンの名言を知っている人も多くて、アメリカ人との会話には良い話題になるのに、元の英語が分らなくては、会話になりません。そこで、ジョーダンの名言の中で、アメリカのスポーツファンの間で知られているものをご紹介します。和訳は、私は、日本語に通常どう翻訳されて紹介されているかが分からないので、そのまま訳します。

I've failed over and over and over again in my life and that is why I succeed.
私は、人生で、何度も、何度も、何度も失敗し、そして、それが成功した原因だ。

I can accept failure. Everyone fails at something. But I can't accept not trying.
私は失敗は受け入れられる。誰もが何かに失敗する。しかし、試みないことは受け入れられない。

Some people want it to happen, some wish it would happen, others make it happen.
実現して欲しいと思う人達がいる。実現すれば良いと願う人達もいる。自分で実現させる人達もいる。

Always turn a negative situation into a positive situation.
否定的な状況を、常に肯定的の状況に変える。

Talent wins games, but teamwork and intelligence wins championships.
才能が試合に勝つが、チームワークと知性が、優勝を勝ち取る。


Obstacles don't have to stop you. If you run into a wall, don't turn around and give up. Figure out how to climb it, go through it, or work around it.
障害があっても止まる必要はない。壁に直面したら、引き返して諦めるな。乗り越えるか、通り抜けるか、避けて通るか、方法を考えろ。

There is no 'I' in team, but there is in win.
teamという事葉にI(私)はないが、勝利にはある。

最後のは、名言を紹介したサイトや本では、ジョーダンがこう言ったことになっていることが多いですが、事実ではありません。実際にジョーダンが言ったのは、後半の「But there is in win.」の部分だけです。

「There is no “I” in team」という事葉は、昔からある事葉です。アメリカの高校の体育館には、入り口や、中の目立つ所に、大きくこう書いてある所もあります。アメリカ人なら、余程非常識な人で無い限り、誰でも知っています。

“I”というのは、Iという文字と同時に、一人称単数のI、つまり私という意味もあります。文中のteamとwinに冠詞がついていないのは、「teamという単語」、「winという単語」という意味だからです。「チームという単語には、I(私)がない。」、つまり、チームワークの大切さを言った事葉です。

どういう状況で言ったのかは、ジョーダン本人が、バスケットボール殿堂入りした際の式典のスピーチで、語っています。

“I can remember a game, we were down with about 5 to 10 points, I go off about 25 points, we come back and win the game, we're walking off the floor. Tex (Winter) looks at me and says 'There's no "I" in team!' I looked at Tex and say, 'There's not, but there's an 'I' in win!'"
『あるゲームを憶えている。うちは、5-10点くらい負けていて、私が25点くらい取って、追いついて試合に勝ち、フロアーを離れていた。テックス(ウィンター)が、私を見て、「チームという単語にI(私)は無い。」と言った。私は、テックスを見て、「チームには無いけれど、勝利にはある。」と言った。』

テックス・ウィンターは、当時のシカゴ・ブルズのアシスタント・コーチです。ヘッド・コーチは、フィル・ジャクソンでした。ジャクソンは、その後、ロサンゼルス・レイカーズのヘッド・コーチに就任し、ウィンターもアシスタント・コーチとして、ロサンゼルスにやって来ました。2人共、バスケットボール殿堂入りしています。

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名言・格言集#12 それでも地球は回っている

And yet it moves

これは、イタリアの天文学者、ガリレオ・ガリレイが言ったとされる事葉です。実際には、裁判所でそんなことを言ったはずがなく、弟子の作り話ではないかという説の方が、有力な様ですが。

これは、日本語でも必ず「それでも地球は回っている」と言って、それ以外の言い方をしたらおかしいです。もし「それでも地球は回る」と言ったら、「回っているだよ」と言い直されますよね。英語でも同じです。「それでも地球は回っている」を、英訳しても通じません。

お気づきの通り、「地球」とは言っていません。これは、元になっているイタリア語の「Eppur si muove」に忠実に英訳しているからです。eppurがyet、siがit、muoveがmovesです。

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名言・格言集#11 Better safe than sorry

Better safe than sorry

「sorryよりsafeな方が良い」、つまり「残念に思うより、安全を期した方が良い」という意味です。自分がやっておいた方が良いと思うことを、相手から必要ないと言われた際に、よく使います。

例えば、2泊3日の家族旅行に出かける際、家族から、「短いから、常備薬はいらないよね。」なんて言われたりして、「でも、嵩張る物じゃないから、念のため、持っていこうよ。」と言うことがありますよね。これに付け加えて、「Better safe than sorry」と言ったりします。

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名言・格言集#10 No pain, no gain

No pain, no gain

「痛みがなければ、得る物も無い」、つまり、苦労や努力をしなければ、目標は達成できないという格言です。

painとgainが、韻を踏んでいます。日本では、キャッチフレーズの様な物は、文字数が5-7-5になっていることが多いです。これは、俳句の影響です。文字数をこうするために、多少事葉に無理があることもあります。

英語圏では、韻を踏むことが多いです。英語の詩は韻を踏むので、その影響です。日本人が、多少無理にでも、文字数を5-7-5にするように、韻を踏むことができる単語を、無理をして使うことがあります。そこで、韻を踏んでいる格言や、キャッチフレーズ等の場合は、韻を踏んでいる単語の意味を、必ずしも額面通りに受け止められないことがあります。この格言の場合も、「苦労」、「努力」の象徴として、「痛み」と言っていると理解したらいいです。

この「No ○○, no XX」という文は、意外と便利です。例えば、お母さんが子供に、「アイスクリームは、宿題が終わってからよ。」と言いたい時に、どうやって英訳しますか?「宿題はhomework、終わるはfinishでいいかな?終わってからだから、afterを使うのかな?」と、色々と考えますよね?

そんな必要は全くないです。単に、「No homework, no ice cream.」と言えば良いです。他にも、「○○しなければ、XXできない」、「○○でなければ、XXではない」という様な時に、これを使えます。

例:No vegetable, no Disneyland.
(野菜を食べないと、ディズニーランドに連れて行かないよ。)


こういう言い回しを憶えて行くことが、英語の勉強です。日本語の文から、1つ1つ単語を英語に変えて、それを英文法に従って並べ替えても、殆どの場合、英語になりません。

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名言・格言集#9 The early bird catches the worm

The early bird catches the worm

直訳すると、「早い鳥は虫を捕まえる」です。「早起きの鳥は、虫を捕まえる」、つまり、日本の格言「早起きは三文の徳」に当たります。

『「The early bird catches the worm」って言うじゃない』という様に、このまま使われることは、殆どありませんが、「early bird」の部分が、一人歩きをして、日本語で言う「早割」という意味で使われます。

例えば、レストランで朝8時前だと割引になるとか、イベントやコンサートのチケットで、ある期日以前に買うと、割引になるとか。そういった早割を「early bird special」、早割料金を「early bird rate」と呼ぶことがあります。

アメリカのファミレスや、カジュアルなレストランでは、夕食に「early bird special」がある所が多いです。「6時前に店に入ると10%引き」という様な割引です。その時間帯に行くと、老人が多いです。日本でも、老人は、早寝早起きですが、アメリカでもそうです。元々夕食の時間が早い上、料金が安いので、老人には魅力で、そうなります。

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プロフィール
ロサンゼルス在住がもう直ぐ20年になります。職場も家庭も英語のみの生活で、独り言や夢も英語です。受験や資格取得のためでなく、ネイティブと会話ができるようになる、自然な英語表現をご紹介して行きます。
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