例:The Dodgers got blown out yesterday. (ドジャースは、昨日大敗した。)
更に点差が大きいと、「虐殺」という意味の、「massacre」を使うこともあります。実は、ロサンゼルスでは、「Memorial Day Massacre」(メモリアルデーの虐殺)と呼ばれている試合があります。これは、野球ではなく、プロ・バスケットボール・リーグNBAの、ロサンゼルス・レイカーズが、1985年のメモリアル・デー(5月の第4月曜日)に行われた、優勝シリーズのNBAファイナルのゲーム1で、ライバル、ボストン・セルティックスに、148-114の大差で負けた試合のことです。ロサンゼルスのスポーツファンなら、「Memorial Day Massacre」と言われたら、すぐこの試合だということが分ります。ちなみに、このファイナルは、レイカーズがその後持ち直し、4勝2敗で優勝しました。
サンタモニカは、中産階級の住民が多い市で、革新的な傾向が強いです。そこで、環境問題等に、敏感です。ビーチでの喫煙も、かなり前から違法になっています。地元では、サンタモニカ市のことを、the People’s Republic of Santa Monica(サンタモニカ人民共和国)と呼ぶこともあります。
さて、スーパーのビニール袋は、アメリカでは、plastic bag と言います。今でも、ビニール袋が禁止ではない都市では、スーパーのレジで、「paper or plastic?」(紙袋かビニール袋か?)と訊かれます。日本人が、初めてアメリカのスーパーに行った際、必ず戸惑うのがこれです。私も最初は、「プラスティックが何なんだ?」と思い、ポケーとしていたら、袋に詰める係りの人が、紙袋とビニール袋を指差されたので、ハッと気がつきました。
3)24/7 twenty four sevenと言います。「1日24時間、週7日間」という意味です。比較的新しい事葉です。10年ちょっと前に、テレビのニュースで、Oxfordのアメリカ英語辞書に、新しく取り入れられた事葉と、報道されていた記憶があります。殆どの場合は、24/7とだけ言いますが、後ろに365を付けて、24/7/365(twenty four seven three hundred sixty five)と言うと、強調した感じになります。365は、勿論1年365日という意味です。
4)Sounds (a little) too good to be true. “too good to be true”は、学校でも習う「too A to B」、「A過ぎてBではない」と同じ言い回しです。これは、「良過ぎで本当ではない」という、決まり文句です。日本でもそうですが、話しがうま過ぎる時は、本当ではないことが多いです。
言わずと知れた「掘った芋いじるな!」は、英会話の初心者が、”What time is it now?”を発音するのに、し易い方法として知られています。日本人は、全ての文字をはっきり発音し、単語と単語の間が空き、その上無意識に、子音の後ろに、英語には存在しない母音を入れて発音してしまうため、「ワット・タイム・イズ・イット・ナウ」と発音してしまい、通じないのですが、それより「掘った芋いじるな!」と言った方が、通じるというものです。
確かに、上手いことを考えたものだと思いますが、これには、決定的な穴があります。
“What time is it now?”の”is”は、学校で一番最初に習う動詞です。これは、「be動詞、三人称単数、現在」と教わるはずです。問題は、「現在」です。「現在」とは、”now”のことです。”is”と言っているのに、その上”now”というのは、「白い白馬」、「美しい美人」と言っている様なものです。”What time is it?”と言ったら、「今」に決まっています。”What time is it five minutes ago?”なんてことは、有り得ないです。
勿論、ネイティブは、「isは三人称単数現在だから、nowを表しているので、その上、nowというのは重複するのでおかしい。」と思って、”now”を言わないのではありません。ネイティブは、赤ちゃんの時から、周りのネイティブが話す事葉を聞いて、その通りに繰り返して、事葉を憶えます。周りの人は皆、”What time is it?”とは言っても、”What time is it now?”と言はいないので、自分も”now”を言いません。