学校で教えてくれない英語

通じない日本式英語から脱出して自然な英語が話せる様になりたい人の為のブログ。


 

誘いを断る際の礼儀

テレビのドラマを見ていて気が付いたのですが、同僚や隣人等に、夕食や、週末の自宅でのバーベキュー等に誘われて、断る際に必ず言う事があります。

I would love to go, but・・・・

「行きたいけれど」と言った上で、「でも・・・・」と行かれない理由を言います。日本語で「誘ってくれて、とても嬉しいけれど・・・」等、まず行きたいという気持ちを表わしてから断るのと、同じ感じです。自分が実際に、アメリカ人の同僚や隣人を誘うと際に、相手がどう言うかを気をつけていたら、断られる時は、こう言われることが多かったです。

I wouldの部分は、I’dと略して言うことが多いです。wouldは、仮定法過去です。仮定法過去は、中学校の英語で授業で、「現在の事実に反すること」と習ったはずです。つまり、「行けるなら、行きたいけれど」という意味です。I would love to go, if I could.の、if I couldが省略されています。アメリカ人は、何でもはっきり言うからと、単に、「行かれない」と断るのではなく、「とても行きたいけれど」という気持ちを表わすのがマナーです。

誘う側も、これを知っていないと、「I would love to go.」と言われて、来ると誤解する可能性があります。実際に職場でありました。日本人の同僚が、自宅でバーベキューをやるからと、職場で何人かに声をかけていて、私も誘われました。私のすぐ側の席のアメリカ人も誘ったら、その人が、決まり文句「I would love to go, but」と言って、行かれない理由を言いました。私は、「I would love to go」の時点で、来ないのは分かっていました。

当日、バーベキューが始まって暫くしても、そのアメリカ人の同僚が来ないので、誘った同僚が、「おかしいわね~」と言い出しました。私が、「来られないって言ったじゃない。」と言ったら、「えっ、来るって言ったよ。」と言うので、理由は大分前のことなので忘れましたが、その時には憶えていたので、「○○と言っていたじゃない」というと、「そう言っていたけれど、でも来れるって言ったんじゃない。行きたいっていっていたでしょう。」と返って来ました。そこでピンと来たので、「I would love to go.って言ったから、そう思ったの。」と訊いたら、そうだと言っていました。完全な誤解です。

誘った相手に、「I would love to go.」と言われたら、その時点で、来ないと理解して間違いないです。逆に、誘われて行かれなかったら、「I would love to go」と言ってから、「But」と言って理由を言いましょう。

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空気を読む

「空気を読む」行為は、日本人の専売特許だと思っている人が多いですが、そんなことはありません。アメリカ人も同じことをします。英語ではこう言います。

read social cues

「読む」という単語を使う部分が、日本語に似ています。直訳すると、「社交の合図を読む」となります。「空気を読む」と全く同じ意味です。

例:He doesn’t read social cues.
(彼は空気を読まない。)

アメリカへ来て数ヶ月の時に、テレビを見ていたら、コメディーのドラマをやっていました。主人公らしき女性が、友人のディナー・パーティーに招待されました。招待した方が、「何も持って来ないでいいから。」と言ったので、主人公は手ぶらで行きましたが、他に招待された人達は、みんな料理なり、ワインなり、手土産を持って来ていました。困惑した主人公は、持って来た物を置いて、他の招待客と話し込んでいる人の側に、こっそりと歩み寄っていて、その人が持って来た物を盗んで、招待してくれた人に、「どうぞ」と渡していました。取られた方は、ふと気が付いたら、持って来た物がなくなっていたので、驚いた顔して、周りを見回すというのが、オチでした。

これは見た私は、軽いショックを受けました。「何も持って来ないでいいから。」と言われても、額面通りに受け止めないで、何か持っていくのは、極めて日本人的行為だと思っていたのに、アメリカ人も同じです。

そう言えば、チャップリンのサイレント映画でも、チャップリンと男性が、レスランで食事をし、勘定を、「私が払います」という様に、2人が交代で自分の手元に持って来ているうちに、相手が「そうですか」という感じで、チャップリンの前から取らなくて、チャップリンが困った顔をしてたシーンがありました。自分が全額支払う気がないのに、「私が支払います」と、お互い数回言い合う儀式の後に、「それなら割り勘にしましょう」というのが、社交的ルールだったのだと思います。

でもこれは、テレビや映画のコメディーです。話しを面白くするための筋書きで、大袈裟にしているだけで、実際には違うのかもしれないとも思いました。ところが、実際、アメリカ人の家に招待されると、招待客の殆どが、何かを持って来ます。集まったみんなで食べられる料理を持って来る人もいれば、招待してくれた人に対してのワインやシャンペーン、チョコレートやクッキー、お花を持って来る人もいます。

テレビ番組では、招待された時に持って行く物の選び方を、説明していることもあります。そして、「何も持って来なくていいから」と言われた時には、どうしたら良いか?」という質問もありました。答えは、「集まった人全員で食べるものではなく、招待してくれた人に対して、チョコレートやワイン等を用意するべき。ワインやシャンペーンなら、冷やしたものを持って行かない。冷やしていると、これを出せと言っているようなものだから。」とのことでした。これは、空気を読むというより、暗黙の了解、社交的ルールと言った方が良いかもしれません。

又、「冷やしたワインやシャンペンを持って行くと、これを出せと言っているようなもの」ということは、逆に、パーティーを主催する側としては、お客さんから、冷やしたワインやシャンペンを貰ったら、「みんなで飲みましょう」という「social cues」を読まないといけないというこにもなります。仕舞い込んで出さないと、「あの人は空気を読まない」、「He(She) doesn’t read social cues.」と言われかねないです。

アメリカ人は、何でもはっきり言うから、額面通りに理解すれば良いと思っていると、恥をかくことになりかねません。空気を読みましょう。

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ダウン症の子供に着ていたシャツをあげた優しいNBA選手

昨夜、メンフィスで行われた、NBAの試合、地元のメンフィス・グリズリーズ対オクラホマシティー・サンダー戦の、サイドラインでの出来事です。



ダウン症の子供から、着ていたシャツをせがまれて、脱いでその子にあげました。この選手は、グリズリーズのザック・ランドルフです。若い頃は、色々なチームを転々としていた、いわゆるジャーニーマンで、コートの内外で問題を起こして、警察沙汰になったこともありますが、グリズリーズにトレードでやって来てから、すっかり落ち着きました。地元のチャリティー活動には、積極的に参加して、ファンから愛されています。

さて、ランドルフが着ていたシャツを脱いで、子供に上げていますが、「彼は、着ていたシャツを脱いで、その子供にあげた。」と英語で言うと、こうなります。

He gave the kid the shirt off his back.

この文には、もう1つ別の意味があります。give the shirt off one’s backというのは、比喩的なイディオムで、(自分が来ているシャツを脱いで、人にあげてしまう程)「何でも人にあげる」、「何でもしてあげる」、「最大限の助けをする」という意味があります。

そこで、上の文の様に言ったら、必ずしも、ランドルフの様に、着ていたシャツを脱いで、誰かに上げたという意味ではありません。このビデオは、スポーツニュースだけでなく、通常のニュースでも報道されていて、ビデオを放送した後に、「He gave the kid the shirt off his back literally.」と、後ろに「文字通り」と言う意味の「literally」を付け加えていました。

例:He will give you the shirt off his back, if you need it.
(あなたが必要なら、彼は何でもしてくれます。)


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りんごとオレンジ

2つの物を比べて、「どちらが良い?」と言われても、選び様がないことがありますよね。「ステーキと御寿司とでは、どちらが美味しいか?」とか、テニスと野球の選手を比べて、どちらが偉大かとか、比べようがない2つ(2人)を比べる場合です。りんごとオレンジで、「どちらが美味しい?」と訊かれても、柑橘類は苦手という人でもなければ、返答に困ります。そういう場合に使うのが、この表現です。

It’s apples and oranges.

applesもorangesも複数形ですが、apples and orangesで1つのイディオムなので、主語と動詞は、「It’s(=It is)」と、単数形です。このItは、複数あるりんごとオレンジのことではなく、「比べ様がない2つの物を比べること」です。

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iPhone時代の新語「selfie」と「photobomb」

下は、アメリカのNBAのスーパースター、コービー・ブライアントと、サッカーのスーパースター、リオネル・メッシが出演している、トルコ航空のコマーシャルです。



このコマーシャルの様に、iPhoneを始めとした、カメラ付きスマートフォンのお陰で、何時でも何処でも、写真が撮れて、それをすぐに電話で送れるので、自分自身の写真を撮って、家族や友人に送ることが、当たり前になってきています。芸能人やプロアスリートを、ツイターでフォローしていると、よく自分自身の写真をツイートしている人がいます。

こうやって、自分自身で撮った写真のことを呼ぶ、新語がこれです。
selfie

これは、「自身」「自己」という意味の、selfから来ている名詞です。

例:I’ll send you a selfie later.
(後で、自分で撮った自分の写真を送るから。)

街中、レストトラン、店内等で、気軽に自分の写真を撮っている人も多いです。自分で自分の写真を撮る際の、唯一の難点は、背景が見えないことです。勿論、撮影前には見えますが、いざ撮影する際になると、カメラを見ているので、背景が見えません。そこで、数年前から、アメリカで流行りだしたのが、背景にこっそりと入って、ポーズを取ったり、可笑しな表情を作って、写真に入る行為です。上のビデオの最後で、コービーがメッシに対してやっているのが、正にそれです。

この行為を呼ぶ新語がこれです。
photobomb

訳して「写真爆弾」です。名詞としても使えるし、動詞としても使います。

例:Stop photobombing my selfie.
(私の自分で撮っている写真に、フォトボムするのを止めて。)

そろそろ、映画や音楽の、賞のシーズンですが、受賞式の客席で、芸能人がselfieを撮っている後ろで、別の芸能人が、photobombしている写真が、芸能ニュース番組で取り上げられることも、しばしばあります。

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「電池」が切れると「電球」が切れる

これは、英会話初心者の方でも、「切れる」をそのまま英訳してcutを使えば良いと思うことはないと思います。だからと言って、それならどう言うと言われても困りますよね。私も、アメリカに来たばかりに困ったので、ネイティブに訊いたことがあります。

まずその前に、「電池」と「電球」は、それぞれ何と言うかと言うと、「電池」は、batteryと言います。車のバッテリーと同じです。車のバッテリーは電池です。懐中電灯に入れる電池も同じです。

「電球」は、light bulbと言います。bulbには、「球根」という意味があります。恐らく、電球の形が、球根に似ているので、そう名づけられたのでしょう。蛍光灯と区別する必要がある際は、incandescent light(白熱球)と言うこともありますが、通常はlight bulbと言ったら、白熱球のことです。何の話をしているかが分かっている時は、単にbulbと言うこともあります。

「蛍光灯」は、何と言うかと言うと、fluorescent lightです。和英辞典で引くと、lightではなく、lampを使って、fluorescent lampと出ているかもしれません。それでも通じますが、少なくてもアメリカでは、そうは言いません。こちらも何の話をしているかが分かる時は、単にlightとだけ言うことが多いです。

ちなみに、日本では蛍光灯というと、細長いものしかありませんが、アメリカには、電球の代わりに使うために、細長い蛍光灯が、グルグルと周っている物があります。

fluorescent light


さて、本題に戻って、「電池が切れる」と「電球が切れる」は、それぞれ何というかというと、

「電池が切れる」は、die又はdeadを使います。
The battery died.
The battery is dead.

電球が切れるは、breakを受動態で使います。
The light bulb is broken.

又は、burn outを使って、
The light bulb burned out.

上のbreakを使う人の方が、多い様な気がします。私がアメリカに来て、最初に住んでいたアパートで、通路の電球が切れた時に、隣人が、「The bulb is broken.」と言っていました。職場で、蛍光灯が点滅し始めた時にも、大学院を卒業している同僚が、総務課に内線を入れて、「The light above us is broken.」と言っていたことがあります。

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プロフィール
ロサンゼルス在住がもう直ぐ20年になります。職場も家庭も英語のみの生活で、独り言や夢も英語です。受験や資格取得のためでなく、ネイティブと会話ができるようになる、自然な英語表現をご紹介して行きます。
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