そこで、「She is cute as a button.」又は「She is a doll.」と言った方が、自然な英語と言っても、『でも、「ボタンの様」でもなくて、「彼女は人形」と言い切るのでもなくて、「人形の様に可愛い」と言いたいんだから。』と言い張る人がいます。この表現に限らず、日本語の表現と全く同じに英語で言わないと、気が済まない人が結構います。これは、全くその通りに英訳しないと、テストでバツになる、日本の英語教育の弊害です。
逆の立場で考えて下さい。日本語を話すアメリカ人が、「ボタンの様に可愛い」と言ったら、どんな感じがしますか?おかしいですよね?その上、「日本語ではそういう表現はしない」と言っているのに、「でも人形の様に可愛いのではなくて、ボタンの様に可愛いと言いたいから。」と言われたら、「英語では、そう言うのだろうけれど、日本語では、そんな言い方しないんだから、そのまま和訳して言われてもね~」と思いませんか?それと同じで、英語で話しているのに、日本語では「お人形の様に可愛い」と言うから、英語で話す時も、それを直訳して「cute as a doll」と言ったらどこかしっくりしません。