日本もアメリカも、インフルエンザの季節の真っ只中ですね。サンフランシスコでは、咳止めシロップが不足していると、先週ニュースになっていました。私も2週間程前に、インフルエンザにかかってしまいました。
さて、この「インフルエンザにかかった」というのを、英語で何というかというと、まず「インフルエンザ」は、その通り「
influenza 」ですが、こう言う事は稀で、略して「
flu 」と言います。テレビのニュースでも、新聞記事でも「
flu 」です。
これが分かれば、ちょっと考えたら分かると思います。「風邪をひいた」(
I caught a cold.) と言う際の、「
cold 」の部分を「
flu 」に代えれば良いだけです。
但し 、「
cold 」には不定冠詞の
a が付きますが、「
flu 」には定冠詞の
the が付きます。
I caught a cold. I caught the flu. 更に 、
flu と言わないで、
influenza と言う場合は、前に不定冠詞も定冠詞も付きません。
I caught influenza. 「こんな面倒くさいことは、憶えられない。だから英語は苦手。」という方。前述した通り、
influenza と言うことは稀なので、憶える必要はないです。日本人は頭にク○が付く程真面目なのと、英語を学校の科目として学んでいるので、何から何まで憶えないといけない、間違ってはいけないと思って、間違ったことを言うくらいなら、黙っていた方が良いという人が多いです。それでは会話は上達しません。頻繁に使われない表現は、憶える必要はないし、不定冠詞と定冠詞を間違っても、冠詞があるべきなのになくても、その逆でも、言いたいことは伝わりますが、黙っていたら、何も伝わりません。日本人だから、英語は間違って当たり前。悔しかったら、お前が日本語を話してみろくらいの気持ちで、堂々と間違って下さい。
ところで
catch a cold というイディオムは、学校の教科書に出てきますが、実際にアメリカ人が話すのを聞いていると、こう言わないで、
get を使って、「
I got a cold. 」、「
I got the flu. 」と言うことの方が、圧倒的に多いです。そこでGoogleで、それぞれの表現を検索してみたところ、検索結果の数がかなり違います。
まずは
a cold から。
I
caught a cold.=2億4,700万件
I
got a cold. =5億4,600万件
got が2倍以上です。
次は
the flu です。
I
caught the flu.=4,300万件
I
got the flu. =1億100M万件
こちらも
got が2倍以上です。
稀にしか使わない
influenza でも調べてみました。
I
caught influenza.=78万件
I
got influenza. =1,100万件
これは桁が違います。
got を使った方が、自然な英語なので、こちらを使いましょう。この表現に関わらず、アメリカ人は
get という動詞が好きです。「買う」(
buy )、「見つける」(
find )、「獲得する」(
acquire )、「勝ち取る」(
win )等、何かを得る動詞は、全部
get に置き換えられます。これは、英語を外国語として学んでいる人には、とても有難いです。適当な動詞が思い浮かばない時は、全部
get にしてしまえば、通じるだけでなく、自然に聞こえます。
ネイティブが話しているのを聞いて、学校で習ったのとは違う表現をを使っていると気が付くことがありませんか?そして、どちらがより自然な表現なのかと、気になることがありませんか?その場合、両方の表現を、Googleで検索してみてください。検索結果が多い方が、頻繁に使われている表現です。差がそれ程なければ、必ずしもそうは言えないこともあり得ますが、2倍以上になったら、まず間違いないです。アメリカに住んでいなくても、インターネットのお蔭で、何が自然で頻繁に使われている表現なのかが、簡単に分ります。
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