学校で教えてくれない英語

通じない日本式英語から脱出して自然な英語が話せる様になりたい人の為のブログ。


 

「と言った上で」「とは言うものの」

Having said that
That being said

事実や意見を言った後で、「と言った上で」「とは言うものの」と言って、それに反することを言う場合がありますよね。

例えば、「英会話は文法より発音が大事。文法が間違っていても殆ど通じるけれど、発音が間違っていたら、完璧な文法で話しても通じない。と言った上で、文法が分からなければ、進歩がないので、基本的な文法を憶えておくべき。」という場合です。「と言った上で」がないと、言っていることが矛盾してしまって、「一体どっちなんだ?」となってしまいます。

こういう時に便利な表現がこれです。日本人は通常「but」又は「however」を使ってると思います。アメリカ人でも、そういう人が大勢います。それでも構いませんが、日本語と同じで、単に「でも」と言うより、「と言った上で」「とは言うものの」と言った方が、聞き手に「ここまで言った事とは反対のことを、これから言うよ」という信号を出すので、聞き手が混乱し難いです。つまりコミュニケーションを、より潤滑にする表現です。

実はこの表現は、学校で教えてくれる英語の、分詞構文です。Having said that, you don’t need to memorize that.(と言った上で、そんなことを暗記する必要はありません。)たった3語の文なので理屈は考えないで、このまま憶えてしまえばいいです。

上と下は、意味は同じですが、ニュアンスが僅かに違います。「そう言った上で」の「そう」に当たる「that」が前に来ている、下の表現の方が、「that」の部分を多少強調しています。

両方憶えるのは大変、混乱するという方は、上だけ憶えておけばいいです。強調しなくても、言っていることは同じなので。又、Googleで両方の表現を検索した所、検索結果の件数が、上は7臆3千9百万件、下は4臆6千5百万件出てきました。上が下の約1.6倍です。私個人の印象でも、上の表現の方をよく聞きます。

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大変参考になりました
[ 2015/02/12 11:15 ] [ 編集 ]
Indeed
Thanks for the article. It's just that you might as well add "That said" to the list.
Sincerely,
英語教室 Lingo-Field
[ 2015/02/12 12:26 ] [ 編集 ]
nanaさんへ
わざわざありがとうございます。
[ 2015/02/17 14:57 ] [ 編集 ]
Gary Yer'Madさんへ
I thought about it. I also thought about "with that said" and "with that being said", but it would be very confusing. Besides what's the poing of introducing many expressons and saying "just memorize the top one."
[ 2015/02/17 15:00 ] [ 編集 ]
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プロフィール
ロサンゼルス在住がもう直ぐ20年になります。職場も家庭も英語のみの生活で、独り言や夢も英語です。受験や資格取得のためでなく、ネイティブと会話ができるようになる、自然な英語表現をご紹介して行きます。
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