Having said thatThat being said事実や意見を言った後で、「と言った上で」「とは言うものの」と言って、それに反することを言う場合がありますよね。
例えば、「英会話は文法より発音が大事。文法が間違っていても殆ど通じるけれど、発音が間違っていたら、完璧な文法で話しても通じない。
と言った上で、文法が分からなければ、進歩がないので、基本的な文法を憶えておくべき。」という場合です。「と言った上で」がないと、言っていることが矛盾してしまって、「一体どっちなんだ?」となってしまいます。
こういう時に便利な表現がこれです。日本人は通常「
but」又は「
however」を使ってると思います。アメリカ人でも、そういう人が大勢います。それでも構いませんが、日本語と同じで、単に「でも」と言うより、「と言った上で」「とは言うものの」と言った方が、聞き手に「ここまで言った事とは反対のことを、これから言うよ」という信号を出すので、聞き手が混乱し難いです。つまりコミュニケーションを、より潤滑にする表現です。
実はこの表現は、学校で教えてくれる英語の、分詞構文です。
Having said that, you don’t need to memorize that.(と言った上で、そんなことを暗記する必要はありません。)たった3語の文なので理屈は考えないで、このまま憶えてしまえばいいです。
上と下は、意味は同じですが、ニュアンスが僅かに違います。「そう言った上で」の「そう」に当たる「that」が前に来ている、下の表現の方が、「that」の部分を多少強調しています。
両方憶えるのは大変、混乱するという方は、上だけ憶えておけばいいです。強調しなくても、言っていることは同じなので。又、Googleで両方の表現を検索した所、検索結果の件数が、上は7臆3千9百万件、下は4臆6千5百万件出てきました。上が下の約1.6倍です。私個人の印象でも、上の表現の方をよく聞きます。
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