学校で教えてくれない英語

通じない日本式英語から脱出して自然な英語が話せる様になりたい人の為のブログ。


 

色を使った表現#5 ピンクの紙切れ

pink slip

slipは、「紙切れ」でも、真四角な物ではなく、長方形の物を言います。解雇する際に、それを通知する紙が、ピンク色で横に細長いことから、それがこう呼ばれる様になりました。

pink slipを渡す」で「解雇する」、「pink slipを受け取る」で「解雇される」という意味になります。「渡す」方は、必ずhand outという言葉が使われ、それ以外の言い方はしません。

例:~~ is handing out pink slips.
(~~は、社員を解雇している。)

He’s got a pink slip.
(彼は解雇された。)

色から話は逸れますが、「解雇する」という動詞はfireですが、婉曲表現でlet ~~ goという言い方があります。letは、許可の使役動詞なので、直訳すると、「~~に行くことを許可する」になります。人をクビにするのに、「許可する」なんて、婉曲もいい所ですね。

私がこの表現を最初に聞いたのは、テレビのドラマでした。確か、「We have to let you go.」(私達は、君が行くことを許可しないと行けない。)だったと思います。それに対して言われた部下は、最初はショックを受けた表情で、その後怒った表情で、自分の今までの実績を、強い口調で話し始めました。それに応えて上司の方は、部下の仕事ぶりのネガティブな部分を話し、2人で口論になった後、部下が「You don’t have to let me go. I quite.」(私が行くことを許可しなくて良い。私は辞める。)という様なことを言いました。

これは聞いた私の疑問は、「一体どこへ行くことを許可されたのか?そこへ行くくらいなら、会社を辞めた方が良い程、嫌な所なのか?」でした。つまり、上司からどこかへ行けと言われて、それが嫌で口論になって、挙句の果てに、「そんな所へ行くくらいなら、会社を辞めてやる」と言ったと理解した訳です。大きな誤解でした。

その後別のテレビドラマで、やはり上司が部下に対して、「I have to let you go.」と言っているのを何回か聞いて、これが「解雇する」という意味だと気がつきました。

イディオムや婉曲表現は、その意味を知らないと間違いなく誤解になります。


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プロフィール
ロサンゼルス在住がもう直ぐ20年になります。職場も家庭も英語のみの生活で、独り言や夢も英語です。受験や資格取得のためでなく、ネイティブと会話ができるようになる、自然な英語表現をご紹介して行きます。
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