pink slipslipは、「紙切れ」でも、真四角な物ではなく、長方形の物を言います。解雇する際に、それを通知する紙が、ピンク色で横に細長いことから、それがこう呼ばれる様になりました。
「
pink slipを渡す」で「解雇する」、「
pink slipを受け取る」で「解雇される」という意味になります。「渡す」方は、必ず
hand outという言葉が使われ、それ以外の言い方はしません。
例:~~ is handing out pink slips.(~~は、社員を解雇している。)
He’s got a pink slip.(彼は解雇された。)
色から話は逸れますが、「解雇する」という動詞は
fireですが、婉曲表現で
let ~~ goという言い方があります。
letは、許可の使役動詞なので、直訳すると、「~~に行くことを許可する」になります。人をクビにするのに、「許可する」なんて、婉曲もいい所ですね。
私がこの表現を最初に聞いたのは、テレビのドラマでした。確か、「
We have to let you go.」(私達は、君が行くことを許可しないと行けない。)だったと思います。それに対して言われた部下は、最初はショックを受けた表情で、その後怒った表情で、自分の今までの実績を、強い口調で話し始めました。それに応えて上司の方は、部下の仕事ぶりのネガティブな部分を話し、2人で口論になった後、部下が「
You don’t have to let me go. I quite.」(私が行くことを許可しなくて良い。私は辞める。)という様なことを言いました。
これは聞いた私の疑問は、「一体どこへ行くことを許可されたのか?そこへ行くくらいなら、会社を辞めた方が良い程、嫌な所なのか?」でした。つまり、上司からどこかへ行けと言われて、それが嫌で口論になって、挙句の果てに、「そんな所へ行くくらいなら、会社を辞めてやる」と言ったと理解した訳です。大きな誤解でした。
その後別のテレビドラマで、やはり上司が部下に対して、「
I have to let you go.」と言っているのを何回か聞いて、これが「解雇する」という意味だと気がつきました。
イディオムや婉曲表現は、その意味を知らないと間違いなく誤解になります。
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